次は天皇杯・東京代表へ 8月3日(日)、町田市立陸上競技場(野津田公園内)において、関東社会人リーグ第13節、FC町田ゼルビアVsホンダルミノッソ狭山との試合が行われ、2,800人の大観衆が33℃の酷暑にもかかわらず応援に駆けつけるなか、FC町田ゼルビアが6対0で圧勝。優勝報告会に華を添え、08シーズンホーム最終戦を飾った。
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前半で5対0 対戦相手のホンダルミノッソ狭山は04年、05年と2年連続優勝した強豪中の強豪。猛暑の中、厳しい戦いが予想されたが、展開を楽にしてくれたのがDFの山崎。開始早々の前半10分、石堂の欠場で今年初めてコーナーキックを蹴る酒井からゴール前に詰めた山崎へドンピシャの早いボール。ヘディングには絶対の強さを誇る山崎が競り合いながらもきれいに決めて先制。ここからは完全にゼルビアペース。
26分には柳崎から出たパスを蒲原→酒井→山腰→蒲原とゴール前中央の狭い空間で見事なワンタッチパスをつなぐと蒲原が右に回って相手ディフェンダーを2人かわして勝又にラストパス。ゴール中央右に詰めた勝又が右足であわせて2点目。戸塚監督をして「圧巻」と言わせた最高のコンビネーションで相手の戦意をくじくと35分、37分と酒井→勝又で3点目、4点目。いずれも相手陣内のハーフラインから10mのところでボールをキープした酒井が浅いオフサイドラインからの飛び出しを狙っている勝又と見事なタイミングでディフェンス裏にスルーパス。それに勝又が驚異的なスピードで追いつく息の合った絶妙なプレー。3点目は中央から左サイドでボールをもらった勝又がワントラップ目を左に出してしまい、ゴール前ではキーパーと1対1ながらも角度のないところに持ち込んでしまったものの右足で得意のゴール右隅に。4点目は今度は右サイドで抜け出したところをペナルティーエリアの外から思いっきり右足を振りぬき、ハットトリック達成。
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アシスト3と大活躍の酒井選手。左足のシュートはじめ意欲的なプレー。今月31歳。まだまだまだまだ。この後も倒れてません |
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3点目(自身2点目)を決めて最高の笑顔。この勢いはとめられません |
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オーバーヘッドのようなダイレクトボレーを見せた山腰選手。スタンドがどよめきました。 |
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さらに前半終了間際のラストプレーで酒井からの左コーナーキックに今度は雑賀が頭であわせ、こぼれたところを山腰が蹴りこみ前半で5点。
「たけなか ゴォール!」 ハーフタイムでは戸塚監督に「もっとはしゃいでこい」と檄を飛ばされたゼルビア。後半開始早々から攻めたてる。後半16分にはゴール前に抜け出した勝又に相手ディフェンダーはたまらずペナルティーエリア内でファウル。当然、得点王を走る勝又が自分で蹴るかと思いきや、勝又は後ろを振り向いてこの日今シーズンリーグ戦初出場の竹中(コーチ兼任。今日のゼルビアの立役者)を指名。竹中も戸惑いつつも仲間の想いに応えて登場。スタンドが竹中コールに包まれる中を右隅に決めて6点目。「優勝が決まった」かのように駆け寄って来るイレブンに竹中は照れながらクールを装う。
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勝又の恩返し。キーパーにフェイントかけながら魅せてくれました。スタンドは大変な盛り上がり |
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スタンドが竹中一色に染まったその2分後、今度は竹中がこの日2回目のイエローでまさかの退場。一人少なくなってもゼルビアが攻め続けるもののあと一歩及ばず。残り10分となって戸塚監督は立て続けに、石堂、柏木、梁を投入。柏木の積極的なドリブル突破で次々にチャンスをつくり、スタンドを何回も沸かせながらも追加点ならずゲーム終了。 今シーズン、ホーム(野津田)全勝を決めた。
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ディフェンダーの鏡の山崎選手。9m前からの強烈なシュートを逃げずにヘディング。しっかり見て、顔の高さにきたボールにかがんでヘディング。『あたった』『逃げなかった』レベルではなく、『見て』『あてにいった』。これはスゴイです。 |
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全市的なご支援に使命を実感 ゼルビアは結成以来、「町田の誇りとなる」ことを自らの使命と課し、Jリーグ入りをめざし取り組んできたが、この日いただいた応援は、まさにその使命感をさらに強くさせる熱烈な応援。町田市長をはじめ商工会議所からも会頭はじめバス2台での応援。今年のJFL昇格。そして2011年のJリーグへの昇格を実現し、「町田の誇りとなる」べくさらに努力して参ります。
次は町田ダービーに勝利を! 次は天皇杯予選の準決勝。大学代表の国士舘大(練習場は鶴川)との町田ダービー。8月24日(日)16時キックオフで国立・西が丘サッカー場(北区)。 |
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町田市長を交えて記念撮影(最前列右から3番目) |
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リリース掲載日:2008年8月5日 |