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8月16日(土）、山梨学院大学和戸サッカー場においてJ2のヴァンフォーレ甲府とＦＣ町田ゼルビアとの練習試合が行われ、ゼルビアが6対4で勝利しました。今シーズンではJリーグとの練習試合
3試合目にして待望の勝利です。
対戦相手はヴァンフォーレ甲府のレギュラーではありません
でしたが、当然のこと、全員プロ選手。レギュラーを狙っての
高いモチベーションで戦ってきたJチームに勝つことができた
ことは率直に喜びたいですね。
今回は、試合設定が突然決まったことと、フロント関係が
一斉休暇中でありましたので、チームの関係者による
ベンチ内からのインサイドレポートです。
2008/8/16(土)10:30キックオフ
山梨学院大学和戸サッカー場
【試合結果】
ヴァンフォーレ甲府 4－6 （前半3－2） FC町田ゼルビア
【スターティングメンバー】
GK 1白子
DF 19森川 4雑賀 6杉本 27山崎
MF 16蒲原 11酒井 15柳崎 8石堂
FW 31山腰 26勝又
SUB 41渡辺 9竹中 10山口 14中川 17柏木
【得点者】
02分勝又（アシスト石堂）
43分勝又（アシスト柳崎）
55分雑賀（アシスト杉本・山崎）
70分勝又（アシスト蒲原）
72分柏木
81分柏木（アシスト中川）
【交代】
58分渡辺（←白子）
58分山口（←酒井）
68分中川（←柳崎）
68分柏木（←山腰）
71分竹中（←杉本） |
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《経過》
・ゼルビアのキック・オフで試合開始。人工芝のピッチ上温度は、50℃を超えているのでは・・・？？？
・開始早々1分 甲府に直接FKを与えてしまうが得点は許さず。しかしさすがJチーム、最初のFKを繋げ、シュートで終わりにするところは見習うべきところでは・・・。
・ファーストシュートの余韻も醒めやらぬ開始2分、中央 石堂から勝又へ、勝又ドリブルで持ち込みすかさず右足を振り抜きボールは甲府ゴールヘ・・・あっというまの先取点。
・これが甲府に火を点けたのか、ゼルビアディフェンスの裏のスペースを執拗に突いてくる攻撃で、6分、8分とたて続けに得点を奪われ逆転。
・その後ボール支配率をゼルビアがやや上回るも甲府が局面での頑張りを見せ、ゼルビアはシュートに繋げられない。
・前半の中盤過ぎ 24分 甲府11番宇留野にこの日何度もアタックされた左サイドをドリブルで上がられ、中央へ早いパスを送られ2タッチでゴールを許す。11番には1点目を奪われここまでの3点全てに関わられてしまった。
・混戦でのボールが甲府へ流れ気味の中、29分 MF柳崎 今日の初シュートは、惜しくもゴール右へ。
・34分 甲府1名選手交代
・このまま前半終了かと思われた43分 中央でボールを持った柳崎から左に開いていた勝又へパス。これを受けた勝又が高速ドリブルから右足シュート。1点差に食い下がり前半終了。
・ハーフタイムで甲府 1名選手交代。ゼルビアは交代無しで後半へ。
・後半立ち上がり早々、立て続けに甲府に2本のCKを許すも失点に
は繋がらずに踏ん張ったゼルビア。
・徐々に押し気味に前に進むゼルビア。後半10分過ぎ左CKを石堂が蹴り中央奥の山﨑が頭で折り返し中央にいた杉本が繋ぎ、これを雑賀が左足で蹴りこみ、執念の同点弾！
・その後 ゼルビアは後半13分に選手交代。MF酒井・GK白子に代わり山口・渡辺が灼熱のピッチヘ。
・その後後半23分 ゼルビアMF柳崎・FW山腰に代わり中川・柏木を投入、甲府も2人を選手交代し、両チーム勝利に向けゴールを目指す。
・試合も残り20分を迎えた後半25分、運動量が落ちてきた甲府に対し、自陣ペナルティーエリアを出た右サイドで石堂の左足から放たれたボールは、大きく右サイドハーフウェー付近で待ち受けていた蒲原へドンピシャのロングパス。これを蒲原が得意のドリブルで運び出すと、同時に勝又が蒲原を追い越し左サイドに開く。蒲原 相手DFを引き付けながら絶妙のタイミングで勝又へパス。ボールを受けた勝又は異次元のスピードでドリブルからシュート！！！ これで勝ち越し 4対3！
石堂から始まったパス2本でゴールへ結びつけた速攻は戸塚監督も大絶賛！
「今のはJでも滅多に無いくらいの、シンプルだが正確なプレーの連続で素晴らしいゴール！」
・後半26分 DF杉本に代わり竹中IN チーム1熱い男が投入されピッチの中は沸騰か！？
・そして勝ち越し点を奪ったその2分後、後半途中出場の柏木が、足が止まってきた甲府DFに襲いかかり、混戦からのボールを拾い巧みにドリブルで持ち込みシュート。これで5対3。
・その後も柏木の元気溢れるプレーが何度となく続いたが、後半32分、甲府の選手に対し一瞬プレッシャーが弱くなったその時、すかさずシュートを打たれアウトがかったボールは、GK渡辺の手前でワンバウンドしてゼルビアゴールの右隅へ・・・甲府が意地の1点を返し5対4の1点差。
・残り10分を切り一段と足が止まってきた甲府に対し後半36分、中央付近でやはり途中出場の中川が頑張ってボールに触れ、これが絶好調の柏木に渡るとキレキレのドリブルで甲府DFを翻弄し6点目をゲット。
・このまま最後まで足の止まらなかったゼルビアが逃げ切り、6対4でヴァンフォーレ甲府に対し感激の勝利を収めました。
《雑感》
とにかく暑い熱い1日でした。
人工芝のピッチは想像を絶する温度となっており、試合前 試しにスタッフが測ってみると・・・
なんと50℃超え・・・！！！！！！
そんな中、杉本選手にアクシデント発生！？ なんとスパイクの裏底がピッチの熱で剥がれてしまい、急遽 他の選手に借りて対応する一幕が・・・他の選手も、足裏が熱くてスパイクの裏底にも給水をしないと耐えられないと・・・ボトルの水で給水を。
こんな状況の中でJのチームと闘うのかと不安が・・・
しかしゼルビアの選手は暑さにも負けず、また前半途中には3対1と劣勢になった状況も跳ね返し、何と勝利を手にしました。
いくつかある勝因のうち １つは試合全体を通してゼルビアの選手全員が走りきれたことだと思いました。特に後半15分過ぎくらいから甲府の選手の足が止まってきたのに対し、ゼルビアの選手達は暑いながらも表情は良く相手の疲労を察知し、素早い動きで冷静にゲームをコントロールしていけたことが良かったと思いました。
戸塚監督がいつも言っていた「頭はクールに、ハートは熱く！！」が実践できたのでは・・・
2つ目はシュート決定力の向上だと思いました。
この日もリーグ戦得点王と好調を維持しているFW勝又選手が、3得点のハットトリック、また後半途中出場ながらFW柏木選手が、短い時間の中で2得点と、各々限られたシュートチャンスをものにし結果を出していることは、チームにとっても心強く、頼もしいところです。
3つ目は試合中での修正能力が上がっていることだと思います。
前半に失点した3点は、殆どがDFの裏を狙われたり、サイドから崩されて失った点でした。これに対し、ハーフタイムに戸塚監督がDF陣に厳しく注意を。これを受け後半はきっちりと対応して、同じ様な失点はありませんでした。
この他いくつか勝因はあると思いますが、とりあえず4失点はしたものの、また相手がトップチームではありませんでしたが、猛暑の中でJ2チームに勝ったことを、内容も含め素直に喜びたいと思います。そしてこの勢いを、次に迎える東京トーナメント（天皇杯予選）に良い形で繋げられることを願っています。 |
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| リリース掲載日：2008年8月20日 |
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