9月21日(日)にMM21マリノスタウンにて行われた横浜F・マリノスとのトレー ニングマッチは1−4で敗退、しかしJ1の名門マリノスのゴールを脅かす場面も多々見られ選手は手応えを掴んだ。
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前半開始からゼルビアの細かく繋ぐサッカーとグランドを広く使い長いパスからゴールへ迫るマリノスのサッカーそれぞれ特徴ある展開をみせる。ゼルビアは山崎と最近センターバックにコンバートされた中川を中心にマリノスの攻撃を跳ね返す。
マリノスの攻撃にも慣れ、『さあゼルビアの時間だ』と勝又、蒲原が個人技からマリノスゴールへ迫りゼルビアが得点するのでは?という雰囲気が漂う。しかし一瞬の隙をマリノス突かれ27分絶妙なクロスボールを最終バックラインとGKの間に放り込まれ、それをFWにあわされて失点。このまま流れをゼルビアに引き寄せることが出来ずに前半を終了する。
戸塚監督より前半のイメージのまま自信を持って攻撃をすること、最終ラインとGKの距離の修正2つの指示を受けたゼルビアは後半開始直後からマリノスを攻め立てる。石堂、酒井、柳崎、蒲原の細かいパスワークや個人技、また勝又のスピードある裏への飛び出しがマリノスDFを翻弄。何度もマリノスゴールに襲いかかりますが、マリノス必死の守備になかなか得点が奪えない。
10分間ほぼゼルビアの攻撃が続く中、左サイドバックの杉本からマリノスDF2人を抜く素晴らしいスルーパスが出る。そのボールに勝又が俊足で追いつき左サイドをえぐると後ろからフォローに入った蒲原にボールを預ける。蒲原はセンターでノーマークの柳崎にパス、柳崎がダイレクトで蹴り込み同点とする。
マリノスのサポーターからは『マリノスしっかりしろっ!』と激が飛び、マリノスのホームグランドは異様な雰囲気に包まれる。直後にゼルビアは山口、雑賀を投入し更なる追加点と守備のテコ入れをする。勢いに乗るゼルビアと必死になるマリノスの白熱した試合になるが50分、一瞬空いたスペースからマリノスのNO6河合選手に30mのロングシュートを決められる。
Jリーグ出場100試合を超え2008シーズンマリノスの主将を務める男がこれぞJリーガーというシュートを決める。これでマリノスが完全に生き返る。59分、69分とゼルビアの中盤のボール回しを奪うと鋭いカウンターから立て続けに得点を許し終わって見れば1−4というスコア。ここぞという時に決めるプロの力を見せつけられたが、J1クラブを圧倒する時間もあり選手は確かな手応えを掴むことができた。
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マリノス関係者が「ゼルビアはJクラブを相手にしても常に前を向いて攻撃してくる。このチームは伸びるね」と口にしていた。Jのピッチでマリノスとゼルビアが闘う姿を想像させるいい内容の試合。J1チームにも結果を出して地域決勝を勝ち抜けゼルビア!
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写真提供 樽海一生氏(ゼルビアカメラクラブ)望遠レンズ使用禁止のため、普通のレンズでの撮影写真をトリミングして使用した貴重な写真です。ご協力ありがとうございました。 |
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リリース掲載日:2008年9月25日 |