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11月16日 市原市八幡公園八幡球技場 KSL市原カップ 準決勝 FC町田ゼルビアvs東邦チタニウム
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準決勝の相手は今季関東1部リーグ8位の東邦チタニウム(以下東チタ)。 今では珍しくなった選手全員社員の「企業のサッカー部」。過去には日本リーグ2部に在籍した古豪である。
時折小雨の降る中でのキックオフ。 この試合、結果からいうと1−0でゼルビアが勝利した。この1-0の結果と内容は実際に試合を観た人でも感想が分かれるだろう。 ゼルビアの前半の入り方は悪くなかった。いつものようにDFラインから繋いでゆき、人もボールも動いていた。竹中をセンターバックに置いたDFラインはいつも以上に安定感と集中力があり、FW柏木の献身的なプレーは東チタDFに余裕を持たせなかった。しかし、「悪くなかった」というところ。
お互いにシュートまでいけない。両チームのDFは集中を切らさず身体を張って最終ラインは突破させない。このDFのがんばりに合わせるように強引に突破して行こうという攻撃がみられない。両チームに言えることだが、中盤までの繋ぎ展開が良いためフィニッシュを大事にいき過ぎているように見られた。 前半を終了し0-0。シュート数ゼルビア2本、東チタ3本。前半の試合展開をそのまま表した数字となった。
ハーフタイムの戸塚監督 「中盤でのミスで相手にカウンタ−を許している。もっと早くトップにボールを出すことを意識しろ。相手コートでプレーしていればカウンターを受けることは無い。」丁寧にボールをつなぐ意識がつよいためFWへ預けるタイミングが遅くなり、相手DFに余裕を与え守りきられてしまう。FWからの早い仕掛けを要求した指示であった。
後半に入り攻めのスピードはアップしたゼルビアであったが東チタの粘り強いディフェンスになかなか決定的なチャンスを作れない。それでも徐々にではあるが早めにFWへ繋げることでDFの薄い部分を突く攻撃の回数は増えてきた。62分待望の先取点はその速攻からであった。
中央やや左サイドでボールを持った津田から相手DFラインとほぼ並んでいた柏木の足元へ正確なパスが入る。瞬時にトップスピードで相手DFの裏へ抜けGKと一対一に。飛び出してきたGKのタイミングを見て放ったシュートは反応できないGKの肩口を抜けバーをかすりながらのゴール・イン。1―0。 この後の展開も前へ速めに仕掛けるゼルビアペースで進むが東チタの粘り強いディフェンスに追加点は奪えない。東チタも前半から変わらず中盤までの攻撃をフィニッシュに繋げるところまでは攻めきれない。ゼルビアが得点後も決定機を幾度が作りながらも決められないまま試合終了。1−0。
終始緊張感のあるゲームであった。攻撃の弱さ、細かいミスも多々あったが両チームの集中を切らさないディフェンスがゲームを引き締めていたと思われる。 ゼルビアにとりこの1-0の勝利(内容)が次戦の決勝に良い影響を与えるのではないだろうか。 |
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リリース掲載日:2008年11月21日 |
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