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石堂の意地の一発で、3位・高崎と引き分け

第11回 日本フットボールリーグ 前期第12節
FC町田ゼルビア 1-1 アルテ高崎
前半0-1

得点
8分 アルテ高崎
52分 石堂

日時:5月24日(日) 13:00 KICK OFF
会場:町田市立陸上競技場
入場者数:1,359人
天候:曇 一時 雨
気温:23.6℃
 
 

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Photo/Takuo ABIKO
 直近4試合は2勝2分け。JFL開幕当初は厳しい戦いを強いられたゼルビアだが、ここに来て復調の兆しを見せ始めている。復調の要因は、守備の安定。失点が減り、競った試合で勝ち点を稼げるようになってきた。守備が整い、JFLで安定した戦いをするための土台ができつつある。しかし、Jリーグに昇格するためには、土台を築くだけではなく、「上昇」しなければならない。4位以内に入り、昇格するために克服すべき次の課題は「得点力」。自分たちが主導権を握り、シュートも相手より多く放っているが得点がなかなか奪えないという試合が続いている。勝ち点1を3に変えるために、自分たちが優位の展開で確実に得点を奪う力が必要となる。
 この日の対戦相手、アルテ高崎は堅守のチーム。第11節終了時点で失点7はリーグ2位タイ。リーグで唯一、1試合2失点以上していない。まさに難敵だが、攻撃力に磨きをかけたいゼルビアにとって最高の相手でもある。


序盤はゼルビアが攻勢をしかける

 この日のスターティングメンバーは、ゴールキーパー(GK)に修行、ディフェンダー(DF)は右サイドバックに森川、センターバックに中川と深津、左サイドバックに津田。ミッドフィルダー(MF)はボランチに柳崎と石堂、攻撃的中盤に酒井と飯塚。フォワード(FW)に蒲原と大江が入った。
 最初のチャンスはゼルビア。前半2分、右サイドをオーバーラップした森川が、サイドを深い位置までドリブルで進み、中へクロス。蒲原が頭で合わせたが、うまくミートできず相手GKがキャッチ。
 ファーストシュートを放ったゼルビアが、ボールを支配し、高崎陣内に攻め込む展開が続く。左サイドでボールを持った津田が、斜め前方の中央エリアで待つ大江にパス。相手に体を入れながら上手く前を向いた大江がドリブルで進み、ペナルティエリア手前からミドルシュート。必死に食らいついた相手DFのスライディングに阻まれゴールならず。3分には、右サイド、ペナルティエリア外でボールを受けた石堂がミドルシュート。カーブがかかったボールは独特な軌道を描いてゴール左側に飛ぶが、わずかにワクを外れゴールならず。5分には、左サイドでボールを受けた飯塚が、前を走る大江へスルーパス。大江は左サイド深くまでドリブルで侵入したが、DFに阻まれる。

高崎の鋭いカウンターとサイドチェンジ

 ホームのゼルビアが攻勢をしかける時間が続く中、高崎の速く、鋭い攻撃が突然牙を剥いた。前半7分、すくないパス本数であっという間に右サイド、ペナルティエリア深い位置へボールを運ぶと、高崎の選手が中へ低いクロス。ゼルビアのDFが必死に足を伸ばしカットするが、そのこぼれ球を高崎の選手がゼルビアのゴールに押し込む。しかし、これはオフサイドと判定され失点は免れた。
 ホッと胸を撫で下ろしたのもつかの間。前半8分、先取点を与えてしまう。右サイドから、左サイドへ高崎がサイドを変える大きなパス。左サイドのペナルティエリア角あたりでボールを受けた高崎の左MFが中へクロス。待っていたのは、ここまで6得点の久保田圭一。後ろを向いた状態トラップし、落ち着いて反転。そのまま右足でゼルビアゴールに叩き込んだ。大きなサイドチェンジでゼルビアのDFに隙間ができ、もっとも警戒していた相手へのよせが遅れてしまった。

失点後もゼルビアが主導権を握る展開

 堅守の相手に先取点を与える苦しい展開となったゼルビアだったが、失点後はゼルビアの反撃の時間帯が続いた。16分、飯塚との壁パスで右サイドを抜け出した酒井が、中へクロス。中へ走り込んだ蒲原が合わせるが上手くミートできずシュートはワクの外へ。24分には、右サイドをオーバーラップした森川がコーナーキックを獲得。石堂が蹴ったコーナーキックを相手GKがキャッチミス。GKがはじいたこぼれ球に詰めた深津がボレーシュートを放つが、これも上手くミートできずゴールならず。34分には、蒲原からのパスを受けた酒井が、右サイドをドリブルで進み中へ低いクロス。しかし、これは相手にカットされ中で待つFWにボールは届かない。
 40分にはゼルビアが決定的なピンチ。中盤でボールをカットされると、高崎はすぐにゼルビアのDFラインの裏を狙うFWへ縦パス。独走を許し、修行と一対一のピンチを迎えるが、急いで戻った津田が間一髪で体をよせてシュートを打たせなかった。
 前半は、0−1のまま終了。ボールを保持するゼルビアと鋭いカウンターをしかける高崎という構図は変わらなかった。


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Photo/Takuo ABIKO


石堂のミドルシュートが炸裂

 逆転に向けて、少しでも早く同点に追いつきたいゼルビアが、前半同様に後半も攻勢をしかける。開始5分までに立て続けにコーナーキックを獲得。5分には石堂のCKのこぼれ球に酒井が反応し、フリーでミドルシュートを打つが、ゴールバーを大きく超える。
 この日は、いつにも増して積極的にミドルシュートをうつゼルビアの選手たち。シュートへの意欲、ゴールへの意欲を感じさせた。後半7分、その意欲が実る瞬間が訪れた。ゴール前の混戦のこぼれ球が、ペナルティエリアすぐ外、中央のエリアで待つ石堂の前へ。石堂が、迷いなく左足を振り抜くと、ゴール前で待ち構える強固な高崎の守備ブロックの上を、横っ飛びでボールに食らいつく高崎のGKの右横を通過し、ゴールネットに突き刺さった。シュートを阻止しようと伸ばした相手の足に、ボールが当たりながらも、それでも勢いを失わない豪快なシュートに、スタンドも大歓声に包まれた。選手たちは、第一子が誕生したばかりの蒲原を祝って「ゆりかごパフォーマンス」。選手とスタンドが一体となって盛り上がった。
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Photo/Kohichiro YAMADA
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Photo/Takuo ABIKO


歓声に後押しされ逆転ゴールを狙うゼルビア

 同点に追いつき、俄然、勢いの増すゼルビア。歓声が沸き、盛り上がる観客にも後押しされ、高崎ゴールを攻め立てた。
 後半9分、柳崎がペナルティエリア外からミドルシュート。これは惜しくもGK正面。15分には、大江が中央をドリブルで持ち込んでペナルティエリア内に侵入し、右足シュート。これもGKに防がれゴールならず。17分、石堂からのパスを相手DFラインの裏のスペースで受けた蒲原が、ドリブルでペナルティエリア内に侵入。しかし、戻った相手DFに阻まれシュートは打てない。後半23分には、大きなチャンス。右サイド深い位置で粘ってボールをキープした大江が、うまく相手を外し、エンドラインギリギリのところで中へクロス。ゴール前、ニアポストに詰めていた柳崎が合わせるが、相手GKがパンチングでボールをかき出しゴールならず。


山ア、雑賀を投入しパワープレー

 攻め立てるものの、なかなか逆転ゴールを奪えない展開。後半32分、戸塚監督は、この日の攻撃スタイルを大きく変える交代に打ってでる。機動力を活かして前線を走りまわった飯塚と大江に代えて、身長188cmの山アと180cmの雑賀を前線に投入。蒲原は2列目の位置に下がった。長身の二人めがけてロングボールを送る「パワープレー」に打って出た。
 後半34分、相手ボールを素早く前線に運んだゼルビアのカウンター。柳崎がフリーの状態で、相手陣内へドリブルでボールを運ぶ。ペナルティエリア手前までボールを運び、相手DFを中央に引きつけると、右ななめ前方、ペナルティエリア内でフリーで待つ酒井へラストパス。慌ててカバーに戻り、シュートコースへ体を投出す相手DFよりも早く、酒井の右足から放たれたシュートはゴールへ向かったがわずかにワクを外れゴールならず。
 40分、森川からのロングボールを山アがヘッドで酒井に落とすが、わずかにパスがあわない。42分には雑賀からのパスを受けた、蒲原がゴール前中央からミドルシュート。しかし、ワクを外れゴールならず。長身の二人を活かしたプラン通りの攻撃で、高崎ゴールに何度も迫るものの、逆転ゴールが奪えない。

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Photo/Takuo ABIKO


悔しい、引き分け

 結局、試合は1−1のまま終了。試合終了のホイッスルと同時に、両チームの選手がグラウンドに倒れ込む。先取点を奪う得意の展開から同点に追いつかれた高崎、相手の3倍近いシュートを打ちながら逆転ゴールを奪えなかったゼルビア。両チームの選手が悔しがった。スタンドからは死力を尽くした選手たちに拍手が送られた。
 これで4勝3分5敗の勝ち点15、順位は13位となった。首位の鳥取は勝ち点24。勝ち点9の間に13チームがひしめく大混戦となっている。次節は、5月31日(日)、アウェイで17位のFC琉球と対戦する。現在、ゼルビアはアウェイで2連勝中。5月無敗に期待したい。
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Photo/Kohichiro YAMADA
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Photo/Takuo ABIKO
 
リリース掲載日:2009年5月25日
 
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