Jリーグ入会に向けて
2009年9月25日 株式会社 ゼルビア 代表取締役 下川浩之
私たちFC町田ゼルビアは、2008年2月、内外に「ゼルビア イレブン宣言(「2011年、私たちはJリーグ入会を実現します。まちに元気、子どもに夢と希望を運びます」)と宣言し、一年でJFLへの昇格を果たし、現在、Jリーグ昇格に向けて「Jリーグ準加盟クラブ」として取り組んでいるところです。 私たちは2010年の入会を希望し、本年6月、Jリーグに対し「入会予備審査」を申請し、Jリーグ入会条件(JFL4位以内、平均入場者数3,000人以上、収入1.5億円以上、債務超過でないこと、Jリーグ基準を満たすスタジアムの確保、他)のクリアに向けて努力して参りました。 しかしながら、Jリーグ入会予備審査結果通知では、平均入場者数が基準に満たないこと、Jリーグ基準のスタジアムの確保が間に合わないこと、などの指摘をいただき、2010年の入会ではなく、クラブの土台づくりに更なる努力をすべきである旨の指導をいただきました。
私たちは、Jリーグからの指導を真摯に受け止め、現実的にもホームゲームが残り4試合となり、うち1試合は収容人数の少ない町田市外での開催であることや、2010年3月の開幕までにスタジアムの改修が完了する保証もないことからも、2009年9月末締め切りの入会申込を断念し、当初掲げた公約の「2011年」の入会に向けて、今から全力を尽くし、「Jリーグに昇格して成功するクラブの土台づくり」に向けて更なる努力をすることを決意いたしました。 そのことが、ご期待いただいている市民・サポーター・スポンサーの皆さんのお気持ちに正面から向き合うことになるとともに来年の入会決定に向けて、ともに戦うことにつながっていくと判断してのことであります。
「Jリーグ入会」、さらに「Jリーグでの成功」のためには、Jリーグより指導を受けている、健全経営に向けた取り組みを続け、安定した経営基盤のもと、優勝してJリーグに昇格することが、FC町田ゼルビアの将来につながるものと考えます。 現在、町田市が全力で取り組んでいただいているスタジアムの改修に加えチームが優勝し、平均入場者数も3,000人を超え、その他Jリーグが定める条件をクリアすればJリーグ入りが実現します。 そのため、私たちは、チーム・フロントが一丸となって、別紙の選手全員のプロ化をはじめとする「イレブン宣言 アクションプラン」を実行し、市民・サポーター・スポンサー・行政とともに一体となって2011年のJリーグ入会決定に向けて取り組んで参る決意でございます。 私たちも2010年の入会実現を切望し、ゼルビアグループ一丸となって、そして何よりも多くの市民・サポーター・スポンサーが一刻も早い入会の実現に向けて熱い応援をしていただいていたがゆえに、今回の発表は大変申し訳なく、心の底よりお詫び申し上げるしだいでございます。 必ず2010年中に入会条件をクリアし、約束どおり2011年のJリーグ入会を実現いたす決意でございます。そして、そのためにも2009年度も4位以内をめざしてまいります。 今後とも、変わらぬご指導ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。
FC町田ゼルビア イレブン宣言 アクションプラン
私たちは、2011年、必ずJリーグに昇格します。 そのため、以下のことをお約束し、市民・サポーターと一丸となって、選手・フロントは全力で闘い抜くことをお誓いいたします。
■ JFL4位以内に向けて ○選手全員のプロ化をめざします(一部練習生他を除く) ○全日の昼練習化をはかります ※優勝して昇格を実現します
■ 入場者数平均3000人以上に向けて ○週1回以上のホームタウン活動(街頭行動等) ○サポート会員数のリアルタイムの公表 ○町田市他行政機関と連携した広報の強化・拡大 ○協力協定を結んでいる「町田市商店会連合会」との連携をさらに強化し、商店街でのタペストリーや掲示板の設置等に取り組んで参ります
■ 資本の充実・経営基盤の強化に向けて ○四半期ごとの経営数値のディスクローズ ○試合ごとの入場料収入の公表 ○試合ごとのグッズ売上げ収入の公表 ○増資の実行
■ スタジアムの確保 ○2011年3月、改修が終了したスタジアムで快適な観戦環境を実現するために、町田市他との連携をさらに密接にして参ります。
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