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「4位以内」に向けての再スタートは、敵地で手堅く勝ち点1 後期リーグ無敗は10試合に

第11回 日本フットボールリーグ 後期第10節
ジェフリザーブズ vs. FC町田ゼルビア

日時:9月27日(日) 13:00 KICK OFF
会場:千葉県総合スポーツセンター東総運動場・千葉県
入場者数:322人
天候:曇
気温:24.5℃

■試合記録
ジェフリザーブズ 0-0 FC町田ゼルビア

スターティングメンバー
GK 30修行
DF 25齋藤 6中川 26深津 18李
MF 8石堂 24大前 11酒井 13飯塚
FW 14山腰 3御給

リザーブメンバー
1渡辺 22森川 4雑賀 16金 29ブルーノ 17柏木 19大江

途中交代
74分大江(←山腰) 88分柏木(←飯塚)

警告
37分 警告 李
 
「イレブン宣言」実現へ向けた再スタート
「4位以内」への戦いは続く


 9月25日(金)、2010年度のJリーグ本加盟申請見送りを表明したゼルビア。この試合から、「イレブン宣言」の実現へ向けて新たな挑戦が始まる。Jリーグ入会条件の4位以内に入っても、来年度のJリーグ入会はなくなったが、それでも4位以内に入るというゼルビアの目標は変わらない。その事が、今季ここまで応援してくれた方々への感謝、そして、自分たちの来季の活躍に繋がると信じている。
 すべては、約束の年に、約束の場所に到達するために。

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勝ち点2差のジェフリザーブズと対戦
酒井が気迫溢れるプレーでチームを牽引


 この日の対戦相手は、後期第9節終了時点で8位のジェフリザーブズ。失点20はリーグで2番目に少ない。素早いシステマチックなパスワークからの速攻を武器とした堅守速攻のチームだ。勝ち点41のゼルビアと勝ち点39のジェフ。わずか勝ち点2差のチームとの対戦。実力伯仲の試合展開が予想された。
 序盤は、ボールをキープして敵陣内に攻め込むゼルビアと、それを防ぎつつ機を見て速攻の機会を伺うジェフという構図で進んだ。両チームとも、パスを多く繋ぎボールを失わないサッカーを展開。ゼルビアも、パスは多く回るものの、相手の守備を崩しきることはできない。膠着状態が続いた。
 前半5分、ペナルティエリア外、右サイド付近でボールを受けた酒井がそのまま中央エリアへ向かってドリブルでボールを持ち込みシュート。しかし、これはワクを外れてゴールならず。
 前半20分、ゼルビアの左コーナーキック。石堂が蹴ったボールに、相手DFと競り合いながらも深津が高い打点で頭で合わせたが、これもワクを外れてしまった。
 前半23分、ゴール前中央で、大前、御給とパスがつながり、中央やや右寄りにいた酒井へパスが渡る。酒井が、そこからシュートを放ちゴールを狙ったが、これもゴールの上を超えてゴールならず。
 前半32分、酒井が右サイドでボールをキープし、中央へ折り返し。そのボールを石堂がダイレクトでシュートしたが、ワクを外れてゴールならず。
 前半35分、右サイドをドリブルで進んだ酒井から、左サイドのペナルティエリア角あたりにいた飯塚にパス。飯塚は右足で思いきりシュート狙ったが、これもわずかにワクを外れゴールならず。
 結局、前半は0-0のまま終了。前半のシュート数は、ゼルビア11本、ジェフ4本。ゼルビアはミドルシュートを積極的に放ち、ジェフゴールを脅かしたが、なかなかワクを捉えることができずゴールは生まれなかった。
 前半は特に酒井の奮闘が光った。イレブン宣言の実現へ向けて再スタートとなったこの試合。主将が気迫溢れるプレーでチームを引っ張った。

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試合終盤の猛攻から決定的チャンスを演出
シュートは相手の倍以上の17本


 後半の序盤は、ジェフの攻勢。後半11分には、決定的なピンチを迎えた。ゼルビアの右サイドを突破され、中央へクロスを送られると、そのボールが競り合いの後、ゴール前で混戦に。そのボールに反応した相手FWにゴールの至近距離からフリーでシュートを打たれたが、修行が正面でキャッチし、なんとか事なきを得た。
 後半11分、ゼルビアの反撃。カウンター攻撃で相手ゴール前に素早くボールを運び、大前がゴール前正面からミドルシュート。しかし、これは相手GKの正面に飛びゴールならず。
 後半19分、左サイドを飯塚がドリブルで突破し、ゴール前中央へ折り返し。ペナルティエリア手前から、再び大前がミドルシュートを狙ったが、今度はワクを捉えることができなかった。
 その後も、膠着状態が続く展開。山腰、御給が体を張って前線で攻撃の起点となろうとするが、なかなかボールが入らない。今日はチーム全体的にサイドのスペースを上手く活用することができず、中央からの攻撃が目立った。すると、後半29分には、山腰に代えて大江を投入。大江はサイドに流れて、相手DFとの一対一の局面から打開を計った。さらに、後半43分には、飯塚に代えて柏木を投入。スピードを活かしたプレーを得意とする二人を投入し、膠着状態からの打開を狙った。
 攻勢を強めるゼルビア。後半42分には、酒井が御給とのパス交換で抜け出し、相手GKと一対一のチャンス。しかし、酒井のシュートは相手GKに当たってしまい、ゴールならず。
 後半ロスタイム、左サイドを柏木がドリブルで突破し、中央へ折り返し。パスを受けた酒井がペナルティエリア外から強烈なミドルシュート。ボールは、ブロックに入った相手DFの体にわずかに当たりながらも、勢いを失わず相手ゴールへ! しかし、相手GKがファインセーブでボールを弾き、ゴールならず。
 ここで試合終了。試合の主導権を握り、シュート数はジェフの8本の倍以上となる17本を放った。試合の終盤には大きなチャンスを作ることもできたがゴールを奪うことができず、スコアレスドローとなった。

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3試合連続無失点
後期リーグ無敗は維持


 3連勝を飾ることはできなかったが、後期リーグ無敗はいまだ継続中だ。6勝4分けと安定した戦いができている。新たに柳崎と蒲原の負傷離脱もありなかなかベストの布陣が組めないでいるものの、守備が安定している。後期リーグ10試合を終えて失点は、わずかに「3」。現在は、無失点試合が3試合続き、327分間無失点を継続中だ。鉄壁の守備が後期の快進撃を支えている。
 勝利することはできなかったが、敵地でしっかりと勝ち点「1」を確保したゼルビア。次節は、ホーム・町田市立陸上競技場でホンダロックと対戦する。
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photo/Takuo ABIKO
 
リリース掲載日:2009年9月28日
 
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