しかし、そうした苦しい戦いの中でも、監督、コーチは、目標をしっかり見据え、選手たちも酒井キャプテンを中心に自分たちの目指すサッカーをぶれずに戦ってくました。また、そんな苦境も、ホームの町田市立陸上競技場にとどまらず、遠くのアウェーまで応援に駆けつけてくださるサポーターの皆様の声援に、大いに勇気づけられ、乗り切ることが出来ました。そして、一番辛かったのは、Jリーグへの本加盟手続きの断念という現実を受け入れざるを得ないということでした。クラブにとって、とても悔しい発表をしなければならず、応援していてくださる皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。こんな危機にも選手たちは「4位以内に入って、自分たちの実力を見せよう」と奮起してくれました。残念ながら4位以内にはなれませんでしたが、後半戦の戦いを見れば、町田という小さな地域で活動する一クラブの力を、全国に十分アピールできたのではないかと思っています。 一方、苦しい一年を共に戦ってくれた選手の中には、様々な事情でチームを去らなければならない人もいます。火曜日の6キロ走を始め、苦しい練習の合間に地域貢献活動やスクールの指導、更に自分の仕事等々、時間と情熱をゼルビアのために全力投球してくれました。心から感謝します。そして、このクラブで培ったことが、これからの人生に、何らかの力となって役に立ってくれることを祈っています。一つのことに自分の全てを賭けたことは、絶対に自分の肥やしとなり、次の挑戦に必ず自信となり表れるはずです。新たな一歩を踏み出される選手の皆様のご活躍を祈念しています。 昨年末、ゼルビアのトップチームは、20周年という節目の年を迎え、多くの方々に祝福して頂きました。私たちが想像する以上に、たくさんの方がゼルビアへ関心を寄せられ応援してくださっていることを実感しました。 そうした大きなご期待の中、今日からいよいよゼルビアの新しい挑戦が始まります。相馬新監督を迎え、昨年の経験や悔しさを力に変えて、クラブはもちろん、地域の方々、行政、サポーター……ゼルビアを取り巻く多くの方々と手を携えた挑戦が始まるのだと、身震いするような思いでいっぱいです。今年のクラブの目指すところは
(1) Jリーグ昇格(2011年<イレブン>宣言の実現) (2) 4000名の観客動員 (3) 経営面の安定 (4) 練習環境の整備 (5) 育成組織の改善
まだまだ、整備改善しなければならないことは山積しているのが実情ですが、一つ一つ心血を注いで取り組んでいく覚悟でいます。こうした取り組みが、多くの人に支持され、本当の意味で「地域と共に歩むプロサッカークラブ」が町田に実現したらどんなに素晴らしいことでしょう。「俺たちの町にはゼルビアがあるんだ!」と、みんが胸を張って言えるようなクラブを目指し総力を上げて活動して参ります。Jリーグを目指すことはもとより、社会貢献活動にも積極的に参加し、より地域に密着した活動を続け、元気で活力のある町、健康で明るい街作りに貢献していきます。サポーター、ファン、スポンサー、ボランティアの皆様、一層のご支援を賜りますようお願いすると同時に、ぜひご一緒に私たちの夢の実現に挑戦してくださるようお願いし、ご挨拶とさせて頂きます。
FC町田ゼルビア 代表 守屋実
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新年あけましておめでとうございます。本年、新監督に就任しました相馬直樹です。 今年は、悲願のJリーグ昇格に向けた勝負の年です。みなさんの力をあわせて、是非とも昇格を達成したいと思います。 そこまでの道のりは決して順風満帆なことばかりではないでしょう。しかしながら、われわれには心強いサポーターがついています。ともにこの一年を戦いぬき、来る2011年をJクラブとして迎えられるようにかんばっていきましょう!
FC町田ゼルビア 監督 相馬直樹
☆新春ゼルビア応援祭☆ ○1月2日(土)・3日(日) 小田急百貨店町田店8階イベントスペース ○新春福袋 限定販売! ○2日(土)13:00 選手トークショー(酒井選手、柳崎選手出演予定) ○3日(日)13:00 クラブマスコット「ゼルビー」サイン&記念撮影会 ○9階スカイタウンではゼルビア写真パネル展も開催中! |