第12回日本フットボールリーグ前期第6節 日時:4月18日(日)13:00 キックオフ 会場:仁賀保グリーンフィールド 入場者数:864人 天候/気温:晴/13.3℃
ブラウブリッツ秋田 1-2 FC町田ゼルビア ■ 得点 前半41分 木島(PK) 後半42分 松田(ブラウブリッツ秋田) 後半44分 星
■ スターティングメンバー GK 22吉田 DF 3藤田 19永野 24川邊 2津田 MF 6太田 15柳崎 28星 13飯塚 FW 7勝又 33木島
■ リザーブメンバー 1修行 5深津 11酒井 14大前 17鈴木(崇) 20半田 9山腰
■ 途中交代 ハーフタイム 深津(←永野) 後半38分 山腰(←勝又) 後半42分 半田(←飯塚)
■ 警告・退場 前半44分 警告 永野 |
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アウェイ勝利で5連勝!! 試合終了間際の決着
JFL前期第6節、FC町田ゼルビアは仁賀保グリーンフィールドでブラウブリッツ秋田と対戦し、2-1で勝利をおさめた。前半は、アウェイのゼルビアが秋田のゴール前に果敢に迫り、前半41分にMF星が倒されて得たペナルティキック(PK)をFW木島が決めて5試合連続の先制点奪取に成功。しかし、後半は秋田が反撃を見せる。何度もゼルビアゴールを脅かし続け、とうとう後半42分に秋田に同点ゴールを許してしまい、試合を振り出しに戻されてしまった。 試合終了間際の手痛い失点。ほぼ手中に収めていた「勝ち点3」が遠のく展開。しかし、今季のゼルビアは苦しい状況で逞しさを発揮する。直後の後半44分に、FW山腰、MF半田と渡ったボールを最後はMF星が押し込み値千金の決勝ゴールを奪った。 この日の勝利でゼルビアは5連勝を飾り、首位をキープ(Jリーグ昇格条件4位以上)。苦しい展開の中、自分たちの力を発揮し「勝ち点3」を積み重ねた姿から「たくましさ」を感じられる試合だった。次節はホーム・町田市立陸上競技場でJリーグ準加盟チームである松本山雅FCと対戦する。
ゼルビアの怒濤の攻撃も、 得点には結びつかず
試合前まで降っていた雨は止み、晴れ上がるものの、風が強いコンディション。試合は序盤からゼルビアが主導権を握った。前半1分に、左サイドのDF津田とMF飯塚がパス交換し、FW勝又にパス。FW勝又はトラップから素早く右足を振り抜きファーストシュート。惜しくもボールはバーの上を超えてしまったが、リズム良く試合に入っていった。 続いて、前半8分にもFW勝又が決定機を作る。自陣から約60メートルの距離を、相手DFを引きずりながらドリブルしシュート。しかし、これはワクを捉えることができなかった。前半10分、MF飯塚が右サイドからドリブルし、ペナルティエリア内に入り、角度のない場所からシュート。このシュートは無情にもポストに嫌われ、ゴールには至らず。
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秋田の反撃 セットプレイからゼルビアに襲いかかる
前半25分の秋田のコーナーキック(CK)。ペナルティエリア中央で相手選手をフリーにしてしまい、ジャストミートの決定的なヘディングシュート。しかしこれは、運良く秋田の選手に当たり事なきを得た。 前半36分には、秋田がゴール正面約20メートルの位置でフリーキックを獲得。秋田の選手が蹴ったボールは、ゼルビアの壁に当たり、左に外れるが、左サイドでフリーになっていた選手にボールが渡り、すかさずシュート。しかしこのシュートはミスキックとなり、枠を外れた。
前半終了間際のゴール 木島がPKを冷静に流し込む
前半41分に、この日最初のゴールが生まれる。中央に絞っていた星にボールが渡ると、星は積極果敢にドリブル突破。防ぎに来た相手DFのファイルを誘い、ペナルティ・キック(PK)を獲得した。このPKを木島が落ち着いて決め、ゼルビアが先制。木島は今季4ゴール目となった。 前半のゼルビアは、効果的な攻撃からチャンスを立て続けに作り、前半終了間際にはPKから先制点を奪う上々の立ち上がり。対する秋田は、ペナルティエリア内に侵入することができず、決定的なチャンスをほとんど作り出させなかった。
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五分五分のせめぎ合い お互いチャンスを演出する
後半始めから、DF永野に代えて長身のDF深津を投入。昨季のゼルビアの堅守を支えた男が、負傷による長期離脱から戻り今季初出場を果たした。 後半4分に秋田が最初のチャンスを迎える。左サイドのスローインから、ペナルティエリア内にドリブルで侵入。角度のない所からシュートを狙われたが、ゼルビアのDFが体を投げ出してボールをクリア。そのブロックから生まれたCKは、際どいエリアにボールが入り、中央で両チーム混戦状態。いち早く反応した相手選手が放ったヘディングはクロスバーに直撃。その後、跳ね返ったボールを再びゴールにねじ込もうとするも、枠を外れた。 後半20分には、ゼルビアが秋田ゴールを急襲。DF藤田の相手DFラインウラへのロングパスに反応したFW木島が抜け出し、浮き球を巧みにコントロールして、ボールの落ち際をシュート。しかし巧くジャストミートせずに、ポストに当たってしまった。
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流れを引き寄せようとする秋田 ついに同点に追いつかれる
その後も両チームともにチャンスを作り出すものの、得点が奪えないもどかしい展開。すると、両チームともにベンチが動きだす。 ゼルビアは後半38分にFW勝又に代えてFW山腰、後半42分にMF飯塚に代えてMF半田を投入。対する秋田は、途中出場した3人すべての選手がFWという超攻撃的システムで得点を狙って来た。ゼルビアに猛攻を仕掛け、後半42分、とうとうスコアが動いてしまう。秋田が中央で小気味よくパスを繋ぐと、左サイドのDFの背後でフリーで待ち構えていた秋田のFW松田がキーパーとの1対1となり、ペナルティエリア外から冷静に左足でゴールに流し込み同点に追いつかれてしまった。
試合終了間際の決勝点 星が秋田で輝いた
試合終了間際の手痛い失点。しかし、ゼルビアは意気消沈するのではなく、逞しい姿を見せてくれた。「勝って町田に帰ってくる」という意志をチーム全員が持っていたことで、待望の決勝点が生まれる。 右サイドのペナルティエリア外で交代出場のMF半田が粘ってボールをキープ。MF星とパス交換しながらペナルティエリア内に侵入。飛び込んだ星に再びパスを送ると、走り込んだMF星が右足でGKの脇を抜くシュートを放ちゴール!! 追いすがる秋田を突き放す値千金のゴールを奪い勝利を決定づけた。 |
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photo/Takuo ABIKO text/Kenji MEGURO |
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リリース掲載日:2010年4月19日 |