第12回日本フットボールリーグ前期第7節 日時:4月25日(日)14:00 キックオフ 会場:町田市立陸上競技場 入場者数:5,680人 天候/気温:晴/18.5℃ |
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FC町田ゼルビア 6-1 松本山雅FC
■ 得点 前半10分 川邊 前半14分 勝又 前半21分 星 前半40分 木島 後半7分 深津 後半19分 木島 後半33分 木村(松本山雅FC)
■ スターティングメンバー GK 22吉田 DF 3藤田 5深津 24川邊 2津田 MF 6太田 15柳崎 28星 20半田 FW 7勝又 33木島
■ リザーブメンバー 1修行 4雑賀 16斎藤(広) 14大前 17鈴木(崇) 13飯塚 26北井
■ 途中交代 後半20分 斎藤(広)(←津田) 後半29分 雑賀(←深津) 後半39分 北井(←勝又)
■ 警告・退場 前半41分 警告 深津 後半32分 警告 齋藤(広)
ホーム最多観客動員更新!! 無傷の6連勝!! JFL前期第7節、ゼルビアはホーム・町田市立陸上競技場で松本山雅FCと対戦し、6−1で見事勝利を収めた。前半の早い時間帯にDF川邊が初ゴールをヘディングで叩き込むと、FW勝又・MF星・FW木島と前半だけで4得点。試合の流れを決定づけた。後半には、負傷から復帰し今季初先発のDF深津がヘディングで追加点。後半19分にも、木島がこの日2点目のゴールを決めて6-0。後半33分にはセットプレーから1点を返されてしまうが、試合はそのまま終了しゼルビアが6連勝を飾った。 前後半ともに、ゼルビアが松本山雅を圧倒する内容の試合展開に、最多観客動員記録を更新した「5,680人」の観客が酔いしれた。この勝利で6連勝、単独首位をキープした。 次節は、4月29日(木・祝)、京都の太陽が丘陸上競技場で佐川印刷SCと対戦する。
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緊張感に包まれる競技場 熱狂的な両チームサポーター
この日の観客数はクラブ史上最多の5,680名。現在首位を走るクラブとして、Jリーグ準加盟クラブの「先輩」として、そして何より、迎え撃つホーム・チームとして、迫力のある応援を続けるゼルビアのサポーター。JFL屈指とも言われ、この日も町田に大挙して乗り込んで来た500人を超える松本山雅サポーター。試合開始前から両チームのサポーターの声援がこだまする町田市立陸上競技場。これまでにない緊張感の中、試合は始まった。 試合開始直後は、町田まで駆けつけたサポーターの大声援を背に松本山雅がゼルビア陣内に攻め入る時間が続いた。前半4分には、松本山雅がコーナーキック(CK)を獲得。飛び出しだGK吉田が飛び出したがボールに触れず、ファーサイドへ流れたボールに松本山雅FCの柿本が飛び込んだが、これはワクを外れて事なきを得た。 松本にファーストシュートを許したゼルビア。勢いに乗る松本山雅が、このまま試合の流れを掴むかと思われたが、1つのプレーが流れを変えた。前半6分、FW木島がGK吉田からのキックを巧みなトラップ。相手DFと身体を入れ替え反転すると、左足で強烈なロングシュート。これは、惜しくも外れてしまったが、一連の華麗なプレー、迫力のあるシュートに、会場が大きく沸いた。いつも通りの、攻撃的で、迫力のある木島のプレー。開始直後は動きの堅かったゼルビアだったが、このプレーの後から「好調・ゼルビア」の表情を取り戻し始めた。
怒濤のゴールラッシュ 松本山雅を圧倒
試合の主導権を徐々に掴み、松本山雅陣内に攻め入るゼルビア。前半10分には、左サイドの好位置でフリーキックを獲得。キッカーのMF星が、右足で中央へクロスを送ると、DF川邊が相手と競り合いながらもヘディングでゴールへ流し込み先取点を奪った。国士舘大学から今季新加入の川邊は、嬉しいゼルビア初ゴール。「利き足は『頭』。ヘディングには自信があります。今日の得点は、星さんからのボールが良かったので合わせるだけでした」(川邊)。 直後の前半14分、右サイドのコーナーキック、星がショートコーナーからクロスを送り、中央でMF太田が頭でボールを後方へすらすと、フリーで待ち構えていたFW勝又が右足でゴールに押し込み追加点を奪った。 さらに、前半21分、右サイドをオーバーラップしたDF藤田が、フォローに入ったFW木島にパス。木島がMF半田へ落とすと、半田は右サイドのペナルティエリア内で待つMF星へパス。星は、相手DFと競り合い、倒れ込みながらも右足でゴールに蹴り込み追加点を奪った。木島、半田、星とダイレクトでパスが繋がり、相手DFを翻弄した美しいゴールだった。 3点差がついてもなお攻撃の手を緩めないゼルビア。右サイド敵陣深くで得たスローインから、MF半田が抜け出すと、ゴール前で待つFW木島へグラウンダーのマイナスのパス。半田からの丁寧なパスを木島が冷静に押し込み、4点目を奪った。 前半は4−0で終了。4得点目の直後には、相手にペナルティキックを与えてしまったが、これは相手FWがワクを外し失点は免れた。試合序盤こそ、互角の攻防となったが、先取点を奪ってからは絶えずゼルビアが主導権を握り、松本山雅を攻め続けた。
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止まらないゼルビアの攻撃 後半開始直後に試合を決定づける追加点
「ツートップの木島、勝又には厳しいマークをつけるように指示を送って試合に入った」という松本山雅・吉澤監督。しかしながら、前半に大量失点を喫してしまうと、ハーフタイムにセンターバック2枚を代えて後半に臨んだ。 だが、ゼルビアの勢いは止まらない。後半7分、右サイドからのMF星のコーナーキックをDF深津が高い打点のヘディングで合わせて5点目。今季のシーズンオフに手術を行い長期離脱していた深津。前節から復帰を果たし、復帰2戦目で嬉しい今季初ゴールを奪った。 さらに、後半19分には、前線でボールを受けたFW勝又から、MF柳崎とボールがつながり、最後はペナルティエリア内で待つFW木島へ。ボールを受けた木島は、鋭い切り返しで相手DFをかわし、右足で技ありのシュート。6点目をもたらした。 後半84分には、FW勝又に代えて近畿大学から今季新加入のMF北井を投入。切れのあるドリブルが持ち味のルーキーに経験を積ませた。後半33分に、セットプレーから1失点を喫してしまったが、6−1でJリーグ準加盟クラブ対決を制した。 「今日は本当に多くのサポーターにパワーをいただきました。今週は木曜日にアウェーで佐川印刷SC戦、日曜日にホームでFC琉球戦と、厳しい日程が続きますが、皆様の応援を「力」に変えて、一つ一つ勝利を積み重ねたいと思います(相馬直樹監督)」。
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photo/Takuo ABIKO、Koichiro YAMADA text/Kenji MEGURO
■次回公式戦 第12回JFL前期第8節 佐川印刷SC vs. FC町田ゼルビア 4月29日(木・祝) 13:00キックオフ at太陽が丘陸上競技場(京都府) ■次回ホームゲーム 第12回JFL前期第9節 FC町田ゼルビア vs. FC琉球 5月2日(日)14:00キックオフ at町田市立陸上競技場 |
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リリース掲載日:2010年4月26日 |