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ゲームリポート 佐川印刷SC vs. FC町田ゼルビア

第12回日本フットボールリーグ前期第8節
日時:4月29日(木・祝)13:00 キックオフ
会場:京都府立山城総合運動公園太陽が丘陸上競技場
入場者数:488人
天候/気温:晴れ/18.7℃

■ 試合結果
佐川印刷SC 1−4 FC町田ゼルビア

■ 得点
前半34分 勝又
後半3分 木島
後半9分 半田
後半33分 平井(佐川印刷)
後半35分 川邊

■スターティングメンバー
GK 22吉田
DF 3藤田 24川邊 5深津 2津田
MF 6太田 15柳崎 28星 20半田
FW 7勝又 33木島

■リザーブメンバー
1修行 4雑賀 18齋藤(貴) 14大前 13飯塚 17鈴木(崇) 27小川

■途中交代
後半25分 飯塚(←星)
後半33分 鈴木(崇)(←半田)
後半40分 齋藤(貴)(←津田)

■警告・退場
前半31分 警告 木島
前半38分 警告 津田
後半11分 警告 川邊
後半31分 警告 深津
 
無敗同士の対決に快勝
7連勝で首位をキープ


 JFL前期第8節、FC町田ゼルビアは京都の太陽が丘で佐川印刷SCと対戦し、4−1で見事勝利を収めた。前半35分にFW勝又の2試合連続となるゴールで先制すると、後半開始直後にFW木島、MF半田が立て続けに追加点。後半34分に佐川印刷に1失点を喫すものの、直後の後半36分DF川邊がだめ押しとなるゴールを奪った。
 この勝利で、ゼルビアは7連勝。いまだ開幕から無敗をキープし首位を走っている。次節は、5月2日(日)、町田市立陸上競技場でFC琉球と対戦する。厳しい日程が続く「戦いのゴールデンウィーク」。クラブが一丸となり、フィリップ・トルシエ氏が総監督を務める「難敵」FC琉球を迎え撃つ。
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攻守の切り替えが早い佐川印刷
序盤は攻め込まれる


 今季無敗同士の対決。予想通り、厳しい試合となった。「前節、ホームで快勝した後だったので、『慢心』や『気の弛み』が生まれないように心がけた。最初からアグレッシブに戦うように指示を出して送り出した」という相馬監督だったが、試合序盤は佐川印刷に押し込まれる時間帯が続いた。チーム全体が高い集中を保ち、攻守の切り替えが素早い佐川印刷。前線から積極的に守備をしかけ、ゼルビアを自陣に押し込んだ。試合開始からまだ5分も経たないうちに、佐川印刷は2本のコーナーキックを獲得。なんとか失点は免れたものの、佐川印刷がゼルビアのゴール前に幾度も迫る展開が続いた。
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勝又の2試合連続ゴール
「今日は特に先取点が大切だと思っていた」

 
 DF津田やDF川邊を中心とした身体を張った守備で佐川印刷の攻撃を跳ね返すゼルビア。反撃は、前半35分、前がかりに攻める佐川印刷の一瞬のスキを突いたカウンター攻撃からだった。前節、1ゴール3アシストと大活躍したMF星が右サイドに空いたスペースをドリブルで疾走。ペナルティエリア手前まで進むと、右足で強烈なミドルシュートを放った。このシュートは惜しくも相手GKに弾かれてしまったが、そのこぼれ球をFW勝又がヘディングで押し込み貴重な先制ゴールを奪った。「監督からの指示にもあったが、大勝した次の試合だからこそ『先取点』が大切だと思っていた。前半は自分たちのサッカーができない時間帯が続いたが、先取点を奪えてホッとした」(勝又)。FW勝又は前節に続く2試合連続のゴール。
 
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後半開始直後からの怒濤の攻撃
FW木島は得点ランキング単独トップの7点目


 先取点奪取に成功したものの、前半は攻守の切り替えの早い佐川印刷に苦戦したゼルビア。後半は、開始直後からアグレッシブに仕掛けた。後半3分、左サイドでMF半田、MF柳崎とボールをつなぎ、ペナルティエリア内で待つ木島にラストパス。ゴール左脇、角度のない場所から木島が巧みにゴールに蹴り込み追加点を奪った。FW木島は、得点ランキング単独トップとなる7得点目。
 さらに、直後の後半9分には、またしてもカウンターからチャンスを作る。左サイドをMF星がドリブルで駆け上がり、前方のスペースへ走り込むFW木島へパス。パスを受けたFW木島は、そのままドリブルでペナルティエリア内に侵入。中央へ鋭いパスを送ると、カバーに入った相手DFの身体に当たりボールは混戦に。両チームの選手が殺到したが、素早く反応したMF半田がゴールに蹴り込み3点目を奪った。

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DF川邊の豪快ダイビングヘッド
試合を決定づける4得点目


 後半開始直後からの畳み掛けるような攻撃で一気に3−0。試合を優位に進めていたゼルビアだったが、後半33分、高い位置でボールをカットされると、そのまま攻め込まれ、右サイドでフリーとなっていった佐川印刷のFW平井に左足でゴールに蹴り込まれて1点を返されてしまった。「こういう試合でこそ、無失点で終えなければいけなかった。前節の松本山雅戦で喫した失点と同様に、集中を高く保っていれば防ぐことができたであろう、もったいない失点だった」(相馬監督)。
 今後に向けて課題が残る失点を喫したゼルビア。しかし、その直後には、佐川印刷の反撃ムードを打ち砕く追加点を奪う。後半35分、途中出場で初出場を果たしたMF鈴木崇文から右サイドのスペースを走るFW木島へ絶妙なパス。パスを受けたFW木島が中央へクロスを送ると、セットプレーの後、そのままゴール前に残っていたDF川邊が豪快にダイビングヘッドでゴールに押し込み4点目を奪った。
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photo/Takuo ABIKO
 
リリース掲載日:2010年5月1日
 
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