6月29日(火)、町田市民フォーラムにて町田商工会議所主催の「FC町田ゼルビア Jリーグへの挑戦!応援シンポジウム」が開催されました。会場には約150名もの公聴者が出席し、大盛況の中、幕を閉じました。
第一部の基調講演には株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの代表取締役でありJリーグ理事会の理事も兼任されている海野一幸氏がご登壇されました。存続の危機からチームを再建し、J1にチームを導いた経営手腕と、ゼルビアと同じく企業を経営母体に持たないクラブとして、ゼルビアが成功するための秘訣をお話頂きました。JFLの段階での広告料収入や観客動員、また、商工会議所のサポートを受けていると言った部分に関しては当時の甲府の状況と比べ、すばらしいとの言葉を頂きましたが、入場料収入の根幹であるスタジアムの改修を早く着手したほうがいいとのアドバイスがありました。最後は「来年Jリーグで待っています。甲府はJ1ですが(笑)」とエールを送って頂きました。 |
|
|
|
第二部の研究発表では、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科准教授 松本敦則氏によるゼルビアがJ2に昇格した際の経済効果に関しての発表がありました。現在Jリーグ所属するクラブが昇格した際の経済効果と比較しながら、ゼルビアの経済効果は低く見積もっているとはいえ、非常に高い数値であり、スタジアム改修費を含めると、更に大きな数字になると検証頂いております。 第三部のシンポジウムでは「Jリーグへの挑戦!〜街づくりとFC町田ゼルビア〜」と題し、NPO法人にろくの会理事長 嵯峨幸喜氏をコーディネーターとして、町田市市長 石坂丈一氏、町田市商店会連合会副会長 林伸光氏、株式会社ジェイコム関東取締役 小竹完治氏、町田商工会議所会頭 平本勝哉氏の4名がパネラーを務め、石坂市長からは「Jリーグへの入会申請の足かせとならないように競技場の改修を全力で進めていく」とお話頂き、ジェイコムの小竹取締役からは「Jリーグ昇格後の放映権料を考えると今までのようなサポートは難しいかもしれないが、同じぐらいの水準でサポートしていく」と言って頂きました。また、町田市商店会連合会の林副会長と町田商工会議所の平本会頭からは観客動員数に貢献し、浦和や新潟、甲府にも負けないように全力でサポートしていくと言って頂きました。 そして、最後にはゼルビアのホームゲームのチケットが当たる抽選会が行われました。 町田商工会議所だけでなく、ゼルビアがJリーグに昇格するために、各所が一丸となってサポートしていくことで確認しあうすばらしいシンポジウムとなりました。
|
|
講演を行う海野一幸氏(株式会社ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの代表取締役、Jリーグ理事)
またシンポジウムの開催前には、町田商工会議所と株式会社ゼルビアの地域経済の活性化に関する包括連携について、協定書の締結式を行いました。 |
|
町田商工会議所の平本 勝哉会頭(中)と、FC町田ゼルビア代表の守屋実(右)、株式会社ゼルビア代表取締役社長の下川弘之(左) |
|
リリース掲載日:2010年6月30日 |