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マッチリポート  FC町田ゼルビア vs. Honda FC

第12回日本フットボールリーグ後期第3節
日時:7月18日(日)14:00 キックオフ
会場:町田市立陸上競技場
入場者数:3,088人
天候/気温:晴/32.2℃
 
FC町田ゼルビア 1-2 Honda FC

■ スターティングメンバー
GK 1修行
DF 3藤田 5深津 4雑賀 16斎藤(広)
MF 28星 6太田 15柳崎 11酒井
FW 9山腰 7勝又

■ リザーブメンバー
22吉田 2津田 8石堂 17鈴木(崇)25鈴木(祐)26北井 27小川

得点
前半39分 オウンゴール(Honda FC)
後半22分 Honda FC
後半36分 山腰

■ 途中交代
後半24分 鈴木(祐)(←柳崎) 後半27分 小川(←酒井) 後半37分 鈴木(崇)(←星)

■ 警告・退場
前半37分 柳崎(警告)
後半19分 酒井(警告)
後半21分 深津(退場)
後半25分 勝又(警告)




 JFL後期第3節、FC町田ゼルビアは町田市立陸上競技場でHonda FCと対戦した。 勝ち点33で並ぶ4位のHonda FCとの対戦。もしこの試合に敗れてしまうと、他会場の結果次第ではJリーグ昇格圏外の5位以下に落ちてしまう可能性もあり、絶対に負けたくない重要な一戦となった。
 試合序盤はゼルビアが攻勢をしかけた。「ここ最近の試合の中では快心の内容(酒井)」という言葉通り、Honda FCを自陣に押し込む時間が続いた。守りでも、前線からの厳しい守備でHonda FCの得意とするカウンター攻撃を防いだ。
 しかし、猛攻をしかけるものの得点を奪えずに迎えた前半39分。相手のクロスをクリアしようとしたDF深津のヘディングがそのままゴールに入ってしまうという不運な形でHonda FCに先取点を与えてしまった。
 さらに後半22分には、カウンター攻撃でペナルティエリア内に侵入した相手FWをDF深津が倒してしまいPKの判定。深津はこのプレーで退場処分となってしまった。このPKもきっちに決められ、一人少ない状況で2点のビハインドという厳しい状況に追い込まれた。
 後半36分にFW山腰が相手DFともつれながらも執念でゴールに押し込み1点を返したが、反撃も及ばず1−2で敗れてしまった。
 この敗戦で順位は一つ下がり4位となった。Hondaには敗れてしまったものの、追いかけるブラウブリッツ秋田とFC琉球が敗れたため4位に踏みとどまった。
 次節は、7月25日(日)、アウェイで流通経済大学FCと対戦する。そして、8月1日(日)は現在首位を独走するガイナーレ鳥取と町田市立陸上競技場で対戦する。競技場の改修工事が始まるため、我らが「野津田」では今季最後の試合。順位や現在の順位など関係ない。まずは流通経済大学FCに勝利し、「町田の誇りをかけて」首位・鳥取を迎撃する。



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photo/Takahiro FUJII


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photo/Emi FUJII



 試合序盤はゼルビアが主導権を掴んだ。最近の試合ではなかなか実現できていなかった細かいパスをつなぐサッカーが機能し、Honda FCを自陣に押し込んだ。さらに、相手を押し込むことでセカンドボールを拾う回数も増え、ゼルビアが主導権を掴む時間が長く続いた。前半10分には、中盤の中央エリアでボールをキープしたMF柳崎が、右サイドのMF星へパス。ドリブルで右サイドを持ち上がったMF星が狙いすましたグラウンダーのクロスを相手DFとGKの間に送ると、星にボールを預けた後も走り続けていたMF柳崎が飛び込み決定的チャンス。これはわずかに合わず、相手DFにクリアされてしまったが、鋭い攻撃を見せた。
 その後もゼルビアが主導権を掴む時間が続いた。Hondaは、前期の対戦で2ゴールを決めたFW新田を起点に鋭いカウンターを仕掛けようとしたが、中盤での厳しいプレッシングでカウンター攻撃を未然に防いだ。しかし、得点は奪えないものの、Hondaにチャンスらしいチャンスを与えずに迎えた39分。不運な形で貴重な先制点を与えてしまう。左サイドをドリブルで持ち上がったHondaの選手が中央へ低い弾道のクロス。Hondaの他の選手の攻め上がりは追いついておらず、そのクロスの先にはHondaの選手はいない。GK修行がキャッチしようと飛び出したが、そのボールをクリアしようとダイビングヘッドで飛びついたDF深津が触ったボールがそのままゴールに吸い込まれてしまった。



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photo/Takuo ABIKO


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photo/Takahiro FUJI



 同点、逆転に向けてなんとしてもゴールが欲しいゼルビアが後半も主導権を握った。MF星、酒井、FW勝又、山腰と前線の選手が中心となってボールをキープし攻撃の起点を作った。後半9分には右サイドを突破したMF星が中央で待つFW勝又へ鋭いパス。パスを受けたFW勝又はすかさずシュートを狙ったが、これは相手DFの身体を張った守備に阻まれてしまった。
 主導権を掴んでいた後半21分、またしてもカウンターからピンチを向かえる。相手DFがクリアしたボールが、ゼルビアのDFラインの背後へ。そのボールに反応した相手FWとDF深津がペナルティエリア内で交錯し、ペナルティキックの判定。さらに、これを「決定機阻止のためのファウル」と判定され深津は退場処分となってしまった。このペナルティキックを決められ0−2。30℃を超える猛暑の中、一人少ない状況で2点ビハインドという非常に厳しい状況に追い込まれてしまった。
 相馬監督は、すかさずMF鈴木(祐)とFW小川を投入。DFラインをそのまま3人に保ち、得点を奪いに出た。後半36分、右サイドでボールを受けた小川が相手DFをかわしながらゴール前ニアサイドにグラウンダーのクロス。そのクロスは相手DFに当たりゴール前で混戦となったが、久しぶりの先発出場で燃えるFW山腰が倒れ込みながらもゴールに押し込み1点を返した。
 俄然、勢いに乗るゼルビア。数的不利を感じさせないプレーでHondaを押し込んだ。37分にはMF鈴木(崇)を投入。鈴木(崇)は持ち前のテクニックを活かしてゴール前で相手守備陣を翻弄。39分には右サイドから中央へ切り込み、得意の左足で強烈なシュートを放ったが、惜しくも相手GKに阻まれてしまいゴールならず。
 試合全体で相手の9本の倍近い17本のシュートを放ったものの、結局2点目を奪うことはできず、1−2で敗れてしまった。


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photo/Takahiro FUJII


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Photo/Koichiro YAMADA


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photo/Takuo ABIKO
 
リリース掲載日:2010年7月19日
 
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