第12回日本フットボールリーグ後期第10節
日時：10月1日（金）19:00キックオフ
会場：江戸川区陸上競技場
入場者数：1,557人
天候・気温：晴・20.5℃
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■ 試合結果
FC町田ゼルビア 3-0 V・ファーレン長崎
■ 得点経過
後半18分 勝又
後半20分 木島
後半21分 柳崎
■ スターティングメンバー
GK 22吉田
DF 3藤田 2津田 5深津 23久利
MF 28星 6太田 15柳崎 11酒井
FW 33木島 7勝又
■ リザーブメンバー
1修行 4雑賀 25鈴木（祐）10蒲原 17鈴木（崇）9山腰 26北井
■ 途中交代
後半28分 in山腰 out木島
後半35分 in鈴木（祐） out星
後半39分 in北井 out勝又
■ 警告・退場
前半33分 警告 木島
前半40分 警告 勝又
後半 1分 警告 藤田
後半12分 警告 久利
後半26分 警告 深津
JFL後期第10節、FC町田ゼルビアは江戸川区陸上競技場でV・ファーレン長崎と対戦した。
ゼルビアは、前節はアウェイで栃木ウーヴァFCに4−1と勝利。序盤から主導権を握り前半で3得点。危なげなく勝利を掴みとった。しかし、内容には不満が残る試合ともなった。判断が遅れる場面や、ミスからボールを不用意に失う場面も目立ち、大量リードから集中を失ったのか終盤には1点も与えてしまっている。目の前の試合に勝利したことに満足しながらも、さらなる厳しい戦いとなることが予想されるリーグ終盤戦や、天皇杯に向けて、更に気を引き締めて戦う必要性を実感した試合ともなった。
対する長崎は、ここ8試合で4勝4分けと好調を維持している。JFLではトップクラスのタレントを誇る自慢の攻撃陣がここに来て機能し始め、競った試合でしぶとい勝負強さを発揮している。順位も、一時は下位に低迷していたが、現在は５位にまで浮上して来ている。
この日の会場は、江戸川区陸上競技場。町田市立陸上競技場が改修工事のため、後期7節の多摩市立陸上競技場に続き、市外でのホームゲーム開催となった。都内とはいえ町田からは離れた会場ではあったが、会場には1,557人の観衆が集まり、ゼルビアのホームの雰囲気を作り出した。
試合は、序盤から一進一退の攻防が続いた。長い時間ボールを保持して相手陣内に攻め込むゼルビアと、ボールを奪ってからの鋭いカウンターアタックで町田ゴールを襲う長崎という構図。どちらも自分たちの持ち味を発揮し、効果的な攻撃が続く緊迫した展開となった。
ゼルビアは、持ち前の縦へ素早くボールを運ぶサッカーで長崎の守備陣を何度も攻略。試合開始直後には、左サイドを突破した酒井がゴール前へ鋭いクロス。走り込んだ勝又がわずかにでも触れればゴールというチャンスだったが、ジャンプして必死に伸ばした勝又の足もわずかに届かなかった。さらに33分には、FW木島、FW勝又のコンビネーションで左サイドを突破しゴール前へ鋭いクロス。飛び込んだMF柳崎がペナルティエリア内で左足でボールをプッシュしたが、これもバーの上を超えてしまいゴールならず。
対する長崎は、素早い攻守の切り替えからのカウンターアタックでゼルビアの守備陣に襲いかかった。「ボールはこちらがキープすることができましたが、フィニッシュに入る前にボールを失い、相手の鋭いカウンターにさらされる危険が何度かありました。前半は、こちらがボールを長い時間キープして主導権を握っているというよりも、『ボールを相手に持たされている』と感じる部分もありました」という相馬監督の言葉の通り、長崎の「狙い」にはまり、決定機を作られる場面もあった。
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| photo/Takahiro FUJII |
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| photo/Takuo ABIKO |
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スコアレスのまま迎えた後半も序盤は一進一退の攻防が続いた。開始直後には、スルーパスに抜け出したFW木島が相手GKと一対一となる決定的なチャンス。しかし、シュートは相手GKに阻まれてしまいゴールとはならなかった。
後半開始直後に訪れた決定機を活かせなかったゼルビアだったが、後半18分から、突如、怒濤のゴールラッシュが始まる。前半18分、中央でボールを受けたMF酒井が右サイドにポジションをとるMF星にパス。パスを受けた星は、すばやく相手DFとGKの間に鋭いグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだFW勝又がスライディングでボールをプッシュして先制ゴール。その2分後の20分には、右サイドでボールを受けた酒井がマークに来た相手DFをスピードで振り切り、ゴール前へ絶妙なクロス。木島がダイビングヘッドで豪快にゴールに押し込み2得点目。さらに、1分後の後半21分には、勝又からのパスでDFラインの背後を突いた木島がペナルティエリア内に侵入。シュートを阻止するために必死にカバーに戻った相手DFを引きつけると、中央へ折り返し。フリーの状態で走り込んだ柳崎が落ちついてそのボールをプッシュして3得点目。なんと、4分間で3ゴールを奪う怒濤のゴールラッシュで長崎を圧倒した。
試合終盤に1失点を喫してしまった前節の反省を活かし、3点差をつけた後も集中を切らさず、落ち着いてゲームをコントロール。さらに、FW山腰、MF鈴木（祐）、MF北井を途中交代で投入し、試合を引き締めた。
試合は、そのまま3−０で終了。前節に続き攻撃陣が機能し、2試合連続で3点差をつけての快勝となった。さらに、リーグでは6試合ぶりの無失点勝利。良い状態で、天皇杯3回戦のアルビレックス新潟戦に臨めそうだ。
次回公式戦
第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会 第3回戦
アルビレックス新潟 vs. FC町田ゼルビア
10月9日（土）13:00キックオフ
東北電力ビッグスワンスタジアム
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| photo/Koichiro YAMADA |
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| photo/Takuo ABIKO |
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| photo/Koichiro YAMADA |
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| photo/Takahiro FUJII |
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| photo/Takahiro FUJII |
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| リリース掲載日：2010年10月3日 |
