FC町田ゼルビア
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マッチリポート アルビレックス新潟 vs. FC町田ゼルビア

第90回天皇杯全日本サッカー選手権大会第3回戦
日時:10月9日(土)13:00キックオフ
会場:東北電力ビッグスワンスタジアム
入場者数:5,645人
天候・気温:雨・19.7℃
 
■ 試合結果
アルビレックス新潟 2-1 FC町田ゼルビア


■ 得点経過
前半24分 田中(新潟)
前半45分+2 田中(新潟)
後半04分 太田

スターティングメンバー
GK 22吉田
DF 3藤田 2津田 5深津 23久利
MF 28星 6太田 15柳崎 11酒井
FW 33木島 7勝又

リザーブメンバー
1修行 4雑賀 16斎藤(広) 25鈴木(祐)17鈴木(崇)9山腰 26北井

■ 途中交代
後半16分 in北井 out酒井
後半25分 in鈴木(崇) out星
後半44分 in山腰 out久利

■ 警告・退場
後半31分 警告 深津
後半31分 警告 勝又
後半42分 警告 鈴木(崇)

 天皇杯第3回戦、FC町田ゼルビアは東北電力ビッグスワンスタジアムでアルビレックス新潟と対戦した。
 クラブ初のJリーグ所属クラブとの公式戦となった第2回戦では、東京ヴェルディに勝利。勝ち進んだこの3回戦では、いよいよ日本サッカー最高峰のJ1に所属するクラブと対戦することとなった。

 
 キックオフ直後に、相手のパスミスをカットしたFW勝又がドリブルで相手陣内に侵入しミドルシュート。これは惜しくもワクを外れてしまったが、このシュートで勢いに乗ったゼルビアが新潟に対して攻勢をしかける立ち上がりとなった。前線から激しい守備をしかけ、高い位置で相手のミスを誘い攻め込む場面が多く見られた。
 その流れが変わったのは、前半5分。ボールを奪った新潟のカウンターのチャンス。負傷離脱から復帰し先発に戻って来た新潟のMFマルシオ・リシャルデスにパスが渡ると、激しいプレスで襲いかかるゼルビアの選手たち。すると、マルシオ・リシャルデスは、逆サイドの左サイドに広がるスペースへ走り込むMF三門へ絶妙のスルーパス。ゴール前で独走を許す決定的なピンチとなってしまったが、これはGK吉田のファインセーブでなんとか失点は免れた。「高い位置からでもアグレッシブにボールを奪いに行くのが、今季これまで自分たちが続けて来たサッカーだが、あの場面では普段戦っているJFLではあまり経験できない高い個人技により、ウラのスペースを突かれてしまった。あのプレーにより、選手たちの中に少し迷いが生じ始めたように思う」(相馬監督)。失点とはならなかったものの、このプレーが試合の流れを変えることとなった。
 その後は、新潟の猛攻が始まる。前線を動き回るマルシオ・リシャルデスを起点に、手薄となるサイドを中心に攻撃を仕掛けて来た。「結局、最終的には中央をしっかりと固めていれば失点はしない。今季ここまでもそうした考えでやって来たし、サイドを崩されていてもそこまで焦りは感じなかった(柳崎)」という言葉の通り、ゼルビアは中央をしっかりと固めて新潟の猛攻に耐えた。
 しかし、前半24分に左サイドから上がったクロスをFW田中に頭で合わせられて失点。さらに、前半のアディショナルタイムにも右サイドからのクロスをFW田中に押し込まれ、痛恨の追加点を与えてしまった。中央をしっかりと守っていたが、一瞬のスキを突かれてしまった。
写真
photo/Koichiro YAMADA
写真
photo/Koichiro YAMADA


 ハーフタイム、相馬監督は「怖がらずに、自分たちのいつも通りのサッカーをしよう。粘り強く、勇気を持って戦おう!」と叱咤。もう一度、自分たちのこれまで続けて来たサッカーを新潟相手にぶつけることを確認した。
 戦う気持ちを持ち直したゼルビア。後半は開始直後からアグレッシブなプレーが戻り、新潟陣内に攻め込んだ。後半4分には、ペナルティエリア内の左サイドへドリブルで侵入したMF太田が、FW勝又とのパス交換から右足でゴールを決めて1点を返した!
「試合序盤から、今ひとつ試合の流れに乗って行けていないと感じていた。2点ビハインドということもあり、後半開始直後はとにかくガムシャラにプレーしようという思いで、あの高い位置まで攻め込んでいた(太田)」。
 さい先よく1点を返したゼルビアが、完全にリズムを取り戻した。前線からの激しい守備で新潟にプレッシャーをかけ続け、球際でも激しく戦った。まさに「勇気」ある反撃だった。
 高い位置でボールを奪い相手陣内に攻め込むものの、新潟の守備も固く、フィニッシュの前に跳ね返される場面が続く展開。後半16分に、MF酒井に代えてドリブル突破を武器とするMF北井、後半25分には星に代えて左足の正確なキックを武器にするMF鈴木(崇)を投入。攻撃的な選手を投入し打開を計った。しかし、それでもなかなかフィニッシュまで到達できない展開が続き、試合はいよいよ終盤へ突入。すると、後半44分には、DF久利に代えてストライカーの山腰を投入。布陣を、FWを1人増やした3−4−3へと変更した。
 ヘディングの強い山腰を狙いロングボールを試みる場面も見られたが、ボールの出所に新潟が激しいプレッシャーをしかけ、なかなか思うように前線にボールを運べない。結局、同点ゴールを奪うことができず、試合は1−2のまま終了となってしまった。
 ゼルビアのクラブ史上初の天皇杯挑戦が終わった。
 敗退が決まったことは残念だが、Jリーグクラブとの始めての真剣勝負を経験し、収穫と課題どちらも多く感じられることができた貴重な場にもなった。
 「非常に悔しい、もったいない試合をしてしまった。自分たちの戦い方を取り戻した後半は、J1のクラブが相手でも互角以上の戦いができた。それだけに、前半の戦いが悔やまれる。この経験を活かさなければもったいない。その為にも、残りのリーグ戦を全力で戦いたいと思う(柳崎)」。
 「天皇杯では、高いレベルの相手と緊迫感のある雰囲気の中で試合ができて、本当に楽しかった。Jリーグのクラブが相手でも、自分たちのサッカーをすれば充分通用するという自信を得ることできた。ゼルビアをJリーグに昇格させて、はやくJリーグでプレーしたいという想いがさらに強くなった大会だった(勝又)」
 「相手を怖がらなければ、自分たちのサッカーが実現できた。それは、大きな収穫となったし、選手たちの自信にも繋がると思う。しかし、それを試合開始からできなければ勝利することはできないということも、選手たちは痛感したと思う。
 試合の最初から最後まで自分たちのサッカーを続けることができないことは、チーム全体の未熟な部分。監督としても責任を感じている。天皇杯は終わってしまったが、自分たちの信念を貫く勇気を持ち続けながらリーグ戦を戦いたい(相馬監督)」。


■ 監督・選手の談話
取材日:10月10日(日)

相馬直樹監督

ーー前半は相手に押し込まれた。特にサイドから攻め込まれる回数が多かったと思うが?
 サイドをやられることは実際にはそれほど問題視していなかった。自分たちは、今季これまでも、まずは中央をしっかりと固めようという意識でやっている。
 それよりも、ボールに対してプレッシャーをかけた場面で相手からボールを奪いきれないこと、また、ボールを奪ってもしっかりと保持できないこと、この2点の方が問題だと考えていた。結局、そこができていないので、サイドで人数が足りなくなり、相手に押し込まれる時間が増えてしまっていた。

ーーそれは、やはり、相手の個人技が高いことが原因だったのか?
 それも多少はあると思う。でも、新潟戦は勝利した東京ヴェルディ戦よりもボール奪いに行く迫力が少なかった。あの試合は、90分を通して、例え1つ2つプレスを外されても奪いに行くことができたのに、新潟戦の前半では同じことができなかった。
 原因の1つとして考えられるのは、前半5分にマルシオ・リシャルデス選手にボールサイドに寄ったウラのスペースを突かれてスルーパスを出された場面が影響したことだと思う。
 高い位置からでもアグレッシブにボールを奪いに行くのが、今季これまで自分たちが続けて来たサッカーだが、あの場面では普段戦っているJFLではあまり経験できない高い個人技により、ウラのスペースを突かれてしまった。あのプレーにより、選手たちの中に少し迷いが生じ始めたように思う。
 確かに、背後のスペースを怖がってしまい、プレスに行くのを躊躇したり、DFラインを深くとってしまう気持ちもわかる。でも、それでも自分たちがやってきた事を貫く気持ちの強さを持たないと勝利する確率はどんどん下がってしまう。今季は、自分たちは引いて守るようなサッカーをやって来ていない。これまでやって来たことのないサッカーをして勝利できるほど、Jリーグのレベルは甘くない。
 実際に、ハーフタイムでは何も戦術変更はおこなっていないのに、後半は互角以上の戦いができた。試合を通して、自分たちの信念を貫くことが重要だと改めて感じる試合となった。

ーーこれで天皇杯が終わった。東京ヴェルディ戦を含めて、この天皇杯の2試合を総括すると
 自分たちの力は充分通用したのに、なぜ、やりきれなかったのか? きっと選手たちも、自分たちの力を出し切った敗戦というよりも、本当に悔しい敗戦というのを噛み締めていると思う。それを活かせるかどうかが、チームや個人が次のレベルに進めるかどうかの分かれ目となる。選手たちには、この悔しい想いを自分たちで租借して、成長に繋げて欲しい。もちろん、試合の最初から最後まで自分たちのサッカーを続けることができないことは、チーム全体の未熟な部分であり、監督としても責任を感じている。
 もし勝利していれば、現在、J1で首位を走る名古屋グランパスとアウェイで対戦できた。できれば、クラブとしてそういうステージを踏みたかったという想いはある。でも、叶わなかったということは、そこにはまだ到達できないということを突きつけられたということ。また、リーグ戦から一つずつしっかりと戦っていきたい。

太田康介選手
ーー試合の感想は?
 チームは後半持ち直しJ1相手でも通用するという手応えを得た試合となったが、自分自身としては、J1のクラブを相手にして出来ないことの方が多く感じる試合となった。

ーー前半の苦戦の要因は?
 本来は、チャレンジャーである自分たちが先手をとってアグレッシブに戦わなければならなかったが、逆に受け身にまわってしまったことが要因だと思う。人数をかけてボールを取りにいったところで、相手の技術が高くかわされる場面が続き、走らされて少し集中が切れたところでスキを突かれて失点してしまった。
 後半は、前線から積極的に仕掛けることによって、互角の展開に持ち込むことができた。前半から同じようなサッカーをしていればと後悔している。ここで得た教訓をリーグ戦に活かしていきたい。

ーー得点の場面を振り返って
試合序盤から、今ひとつ試合の流れに乗って行けていないと感じていた。2点ビハインドということもあり、後半開始直後はとにかくガムシャラにプレーしようという思いで、あの高い位置まで攻め込んでいた.

ーー天皇杯を振り返って
 普段のJFLでは味わえない高いレベルや雰囲気を感じることができた。この経験は絶対にプラスになる。あの新潟戦のような、早い判断を求められるような試合の中で当たり前のようにプレーできるようになりたい。

勝又慶典選手
ーー試合の感想は?
 悔しくて、眠れなかった。
 相手はアグレッシブに来ていたので、DFの背後にはスペースもかなりあった。もっとボールを引き出すことができれば良かったと後悔している。もっとボールを受けて仕掛けたかったし、得点を奪いたかった。ただ、今季ここまで自分たちが続けて来たサッカーが間違っていなかったということを実感できたことは収穫だった。このサッカーを続けて行こうと、改めて強く決心することができた。

ーー天皇杯を振り返って
 天皇杯では、高いレベルの相手と緊迫感のある雰囲気の中で試合ができて、本当に楽しかった。Jリーグのクラブが相手でも、自分たちのサッカーをすれば充分通用するという自信を得ることできた。ゼルビアをJリーグに昇格させて、はやくJリーグでプレーしたいという想いがさらに強くなった大会だった。

柳崎祥兵選手
ーー試合の感想は?
 非常に悔しい、もったいない試合をしてしまった。自分たちの戦い方を取り戻した後半は、J1のクラブが相手でも互角以上の戦いができた。それだけに、前半の戦いが悔やまれる。決して勝てない相手ではなかった。
 個人としては、相手に囲まれてもボールを失わずにボールを前に進めることができた。球際でも負けなかった。もちろん、判断の速さなど課題も感じたが、JFLで普段やっているようなプレーがそのままできたことは大きな自信になった。

ーー天皇杯を振り返って
 東京ヴェルディ、アルビレックス新潟と強い相手にチャレンジできて本当に楽しかった。
 自分たちのサッカーをすればJリーグのクラブとも充分戦える。この天皇杯で得た自信をリーグ戦に活かしていきたい。首位の鳥取とはかなり離されてしまったが、最低でも2位には入りたいと思っている。「ゼルビアは強い!」という情報を少しでも発信できるようにして、奇跡を信じたいと思っています!

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photo/Koichiro YAMADA
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photo/Takahiro FUJII
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photo/Takuo ABIKO
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photo/Emi FUJII
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photo/Takahiro FUJII
 
リリース掲載日:2010年10月10日
 
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