第12回日本フットボールリーグ後期第15節 日時:11月14日(日)13:30キックオフ 会場:相模原麻溝公園競技場・神奈川県 入場者数:2,437人 天候・気温:曇・18.2℃ |
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■ 試合結果 FC町田ゼルビア 1-0 ブラウブリッツ秋田
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■ 得点経過 前半42分 鈴木(崇)
スターティングメンバー GK 22吉田 DF 18齋藤(貴) 2津田 5深津 23久利 MF 17鈴木(崇) 15柳崎 14大前 11酒井 FW 33木島 7勝又
リザーブメンバー 41野口 4雑賀 16斎藤(広) 6太田 26北井 9山腰 27小川
■ 途中交代 後半15分 in北井 out酒井 後半37分 in太田 out鈴木(崇) 後半45分+1分 in山腰 out木島
■ 警告・退場 後半44分 警告 北井
JFL後期第15節、FC町田ゼルビアは相模原麻溝公園競技場でブラウブリッツ秋田と対戦した。 前線への激しいプレッシングや、縦パスを素早く前線に繋ぐ攻撃など、相馬監督が目指すサッカーの形が随所に垣間みられた試合となった。 前半27分にはMF酒井がFW木島にタイミングよく縦パスを送ると、木島はドリブルで右サイド深くまで進み中央へクロス。走り込んだFW勝又にはわずかに合わなかったが、縦パスからの素早い攻撃でチャンスを作り出した。さらに前半29分には、FWを追い越す動きで相手のDFラインのウラへフリーで飛び出したMF酒井がGKの一対一となるビッグチャンス。しかし、これは前に飛び出した相手GKに防がれてしまいゴールならず。 主導権を握り続けるゼルビア。前半も終了に近づいた42分には待望の先取点が生まれた。MFとDFの間でボールを受けたMF鈴木(崇)は、反転するとすぐさまDFラインの背後を狙うFW木島へラストパス。GKと一対一となった木島のシュートは、相手GKの手に当たり惜しくもゴールポストに直撃してしまったが、パスを出した後もゴール前に走り込んでいた鈴木(崇)がこぼれ球を拾い、巧みなステップで追いすがる相手DFのタイミングを外して無人のゴールに押し込んだ。今季、東京学芸大学から加入した鈴木はゼルビア初ゴール。先発起用の期待に応えた。
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photo/Takahiro FUJII |
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photo/Takuo ABIKO |
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photo/koichiro YAMADA |
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後半も、前半と同様にゼルビアが自分たちのサッカーの形を作り主導権を握る時間が続いた。 後半15分には、攻守に渡る積極的なプレーが光った酒井に代えて、スピードあるドリブルが持ち味のMF北井を投入した。「追加点を奪いにいったことはもちろんですが、前線にもう少しボリュームを足したいと考え投入しました(相馬監督)」。 後半25分、左サイドでボールをキープした大前が、前方へクロスを送るような体勢から、横へグラウンダーのクロス。ボールを待っていた木島がダイレクトでボールを後方に落とすと、すかさず走り込んだ柳崎がフリーの状態から強烈なミドルシュートを放ったが、これはゴールバーを直撃してしまった。意表を突いた大前のパスの選択や、それを「感じていた」選手たちの連動した動きで相手選手の足は一瞬止まり、大きなチャンスを作ることができたが、残念ながら追加点とはならなかった。 追加点を奪えずに1点差のまま迎えた試合終盤には、ゴールを奪うしかない秋田の攻撃が徐々に迫力を増し始める。前節までリーグ得点王を走っていたFW松田を中心にゼルビアゴールに襲いかかった。後半28分には、右サイドからのクロスをフリーで松田にジャンピングボレーを許してしまったが、これはGK吉田のファインセーブでなんとか失点は免れた。その後も秋田はロングボールも増やしながら迫力のある攻撃を仕掛けて来たが、津田と深津のセンターバック二人を中心に落ち着いた対応で跳ね返し続けた。後期第1節以来の出場となった右サイドバックの齋藤(貴)や、途中出場したMF太田も安定したプレーで貢献した。 試合は、1−0のまま試合終了。4試合ぶりの無失点勝利を掴んだ。勝ち点、得失点差で並ぶSAGAWAは前日の試合で7-0の大勝。「2位死守」を目指すゼルビアにとってプレッシャーのかかる状況だったが、きっちりと勝利を収めた。得失点差で3位に一歩後退してしまったものの、次節は直接対決を迎える。勝利したチームが2位に近づく状況には変わりは無い。Jリーグ予備審査結果が到着した後も、「誇り」をかけて戦い続けて来たゼルビア。ホーム最終戦は、2位を争う大一番となった。
次回公式戦 JFL後期第16節 FC町田ゼルビア vs. SAGAWA SHIGA FC 11月21日(日)14:00キックオフ 相模原麻溝公園競技場 |
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Photo/Takuo ABIKO |
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photo/Koichiro YAMADA |
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リリース掲載日:2010年11月15日 |