第12回日本フットボールリーグ後期第16節 日時:11月21日(日)14:00キックオフ 会場:相模原麻溝公園競技場・神奈川県 入場者数:3,079人 天候・気温:晴れのち曇り/17.7℃ |
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■ 試合結果 FC町田ゼルビア 1-1 SAGAWA SHIGA FC
■ 得点経過 前半22分 大前 後半45分+4分 旗手(SAGAWA)
スターティングメンバー GK 22吉田 DF 3藤田 2津田 5深津 23久利 MF 17鈴木(崇) 15柳崎 14大前 11酒井 FW 33木島 7勝又
リザーブメンバー 1修行 4雑賀 6太田 26北井 28星 9山腰 27小川
■ 途中交代 後半31分 in太田 out鈴木(崇) 後半33分 in北井 out酒井 後半43分 in山腰 out木島
■ 警告・退場 前半17分 警告 大前 後半03分 警告 久利 後半26分 警告 津田
JFL後期第16節、FC町田ゼルビアは相模原麻溝公園競技場で前年度王者のSAGAWA SHIGA FCと対戦した。勝ち点60で並び得失点の差で3位につけるゼルビアと2位につけるSAGAWA。2010年のホームゲーム最終戦は、2位を争うチーム同士の直接対決となった。
試合は序盤からゼルビアが主導権を掴んだ。前線から激しい守備をしかけSAGAWAに満足にパスを繋がせない。SAGAWAの前線には、昨季リーグMVPの中村元や、昨季はゼルビアで活躍し現在はSAGAWAで得点ランキング首位に立つ活躍をみせる御給匠など危険な選手が揃っていたが、そこまでボールを運ばれる前にボールを奪い取ることに成功した。前半のシュート数はゼルビアの8本に対し、SAGAWAは1本に抑え込んだ。 前半21分、右サイドでボールを受けたDF藤田泰成がゴール前のファーサイドへクロス。そのボールは、巧みな動き出してフリーとなっていたFW木島良輔の元へ。相手GKが前に飛び出して木島のシュートを防ぎにかかったが、木島はシュートではなく中央への折り返しを選択。ぽっかりと空いた中央のスペースに走り込んだMF大前博行がカバーに入った相手DFの動きを冷静に見ながらゴールに押し込んだ。
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photo/Takuo ABIKO |
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photo/Takahiro FUJII |
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1点リードで迎えた後半もゼルビアが主導権を握った。開始直後には立て続けに相手の左サイドを攻略したが、中央へ送ったラストパスが味方に合わず追加点は奪えなかった。後半15分には、左サイドでボールを受けたFW勝又が、スピードに乗りながら中央へ切り込み右足でシュート。しかし、これは惜しくもGKの正面に飛んでしまった。
チャンスは作り出すものの、なかなか追加点を奪えないゼルビア。すると、後半30分ごろからは、徐々にSAGAWAの攻撃が機能しはじめる。ロングボールを多く使いながら、ゼルビアを自陣に押し込む時間が増えた。
ゼルビアは後半31分にMF鈴木(崇)に代えてMF太田康介、後半33分に酒井に代えてMF北井佑季を投入。太田はセンターバックの前のアンカーのポジションに入り、北井は勝又、木島と同じく前線の高い位置に張り出した。攻勢を強めるSAGAWAに対し、あくまでもチームの重心を高く保つことで、SAGAWAの攻撃の回数を減らし、勝利を近づける追加点を狙った。
SAGAWAの猛攻を凌ぎ、1点リードのまま試合はいよいよアディショナルタイムに突入。そのアディショナルタイムも目安の4分間を過ぎた後半45+4分、左サイドを突破されボールは中央の御給へ。御給はさらに横パスを選択すると、走り込んだDF旗手に左足で蹴り込まれてしまった。
試合終了直前での痛恨の失点。相馬監督や竹中コーチを始め、すでにベンチに下がった選手も飛び出し「まだまだ諦めるな!」とゲキを送ったが、反撃するにはあまりにも時間が少なく、そのまま試合は1−1で終了となってしまった。
試合後にはホーム最終戦セレモニーが開催された。セレモニーに登場した選手たちの表情からは、自分たちのサッカーのスタイルを貫き4位以上を確定させた事に対する自負と、この日勝ちきることが出来なかった悔しさ、複雑な感情が見て取れた。 しかし、セレモニー終了後に送られた大きな温かい拍手が、今季の選手たちが素晴らしい戦いぶりを見せてくれたことを物語っていた。
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photo/Takuo ABIKO |
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photo/Takahiro FUJII |
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photo/Takahiro FUJII |
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リリース掲載日:2010年11月22日 |